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再登場する予定はなかった疋田ですが ぐんさんにいただいたコメが嬉しかったのでもう少しだけ 絵だけ先に描いておきます、来週完結するといいなあ
うおぉ!短髪疋田だ!かっこいい! 自分の変な再登場希望に答えてくれるなんて ありがとうございます! 本文もわくわくしながら待ってますね!
いやむしろ自分がぐんさんのカッコいい疋田に惹かれて描きたくなったというのが本音ですwスイマセンw 登場シーンは短いですがまたみたってくださると嬉しいです、ありがとうございました!
そういえばwayaさんって 祝日って休みでしたっけ?
自分はサービス業なんで平休逆転なんです・・・ 絶望的な人手不足で葬式と結婚式以外では基本土日祝日は休めません どぐはあ
夕暮れの橋の下、寂しそうに壁投げをしている子供がひとり 「なあ、お前一人?一緒にキャッチボールしようじゃん!」 話しかけられた少年は笑顔で振り返り答える 「ありがとう、寅蔵・・・お父さん・・・!」 びっくりして飛び起きるボール親父、昔秀人と遊んでいた頃を夢見ていたらしい ・・・が、ひどく目覚めが悪そうだった 「・・・似ている・・・かのう?」 「大丈夫か親父、元気ないな・・・もうすこし頑張ってくれ、あとちょっとで終わるから」 青い顔をした親父を心配して覗き込む竜太、二人とチームメイトを乗せたバスは 全国大会会場へむけてガタゴト走ってゆく・・・ やがて到着した市民球場、遠くからいろんな人たちが集まってきていた 去年もここへはきたのだが今年はやけに人が多い気がする うろうろしていると大谷と名乗るスポーツ記者が話しかけてきた 前回の大会で不正があったため今回の大会はちょっとした話題になっているという話を聞く 記者は伝説のチームガンバーズを昔から知っていたらしく、頑張れと応援をしてくれた みんなのテンションがあがっていく、もうあんな悔しい思いはしたくない 絶対に優勝だと最後の戦いへ気合をこめ恒例の円陣を組んだ 「頑張れ頑張れ!ガンバーズ!」 ロビーに響く元気な声、あきれた遠征チームのキャプテンが毒を吐く 「ヘッタクソなジャパニーズベイビーズがいくらファイトしてもムダデース」 ギロッと睨み返す一同、盛大な開会式、選手宣誓、はじまった全国大会一回戦 世界中から優秀な子供達を集めてきたエリートチームのワールドキッズを 猛火のように燃え上がったガンバーズは一挙になぎ払ったのだった 先ほど馬鹿にしてきた少年ニコライはここのメンバーだったらしい まさかいきなり、と敗北のショックで失禁してしまう 明智はにやっと笑うと「全員日本語をちゃんと覚えてからまた戦おうね、チームワークばらんばらんだよ」 と毒を吐き返した 各国の罵声を背にガンバーズは次の試合へと勢いよく進んでいく!
「君達は強いな、本当に小学生かい?」 大会二日目の準決勝戦、ガンバーズは大人のようなごつい体格の子供達で 固められたパワーチームアウトバーンズも打ち破っていった 「次も負けるなよ」とエールを贈り去ってゆくキャプテン飛野 ついに決勝進出を決めた竜太たちがバンザイをして喜んでいると後ろから大きな声で誰かが呼びかけてくる 「おい!おまえらやったな!」 鼻息荒く駆け込んできたのはヒラヒラスカートの制服晴川、一瞬みんな誰かと固まる 大笑いしながら後からやってきた羽柴と一堂をみてようやく仲間は元キャプテンの正体に気づいたのだった 三人は夏休みを利用して応援にきてくれたらしい 親戚の家に泊まらせてもらって明日の決勝も見に来てくれると言う 「みんな応援してるからな、頑張れよ!」 そういうとOBズは地元の友人達、地方大会で戦ったライバル達のメッセージが 書かれた応援団幕を大きくひろげた、もちろん中心には 「頑張れ頑張れガンバーズ!」である わいわいもりあがっていたが、ふとさくらが寂しげな顔でわんこは来てないのかと先輩たちに尋ねた ギクリとする竜太、羽柴はわんこの連絡先がわからなくて誘えなかったが きっとどこかで応援してくれてるだろうと言う さくらはにゃはっと笑うと首からあのネックレスをみんなにみせた 今度会ったらわんこにプレゼントするのだと、全国大会優勝という最高のお知らせもつけて・・・と 苦い顔をしている竜太のポケットから、その時 親父がポロリとこぼれ落ちた・・・ ・・・ポーン・・・ にぎやかなはずの球場にやけに音が響く 「お、親父・・・どうしたんだ?」 「君達は強いな、本当に小学生かい?」 大会二日目の準決勝戦、ガンバーズは大人のようなごつい体格の子供達で 固められたパワーチームアウトバーンズも打ち破っていった 「次も負けるなよ」とエールを贈り去ってゆくキャプテン飛野 ついに決勝進出を決めた竜太たちがバンザイをして喜んでいると後ろから大きな声で誰かが呼びかけてくる 「おい!おまえらやったな!」 鼻息荒く駆け込んできたのはヒラヒラスカートの制服晴川、一瞬みんな誰かと固まる 大笑いしながら後からやってきた羽柴と一堂をみてようやく仲間は元キャプテンの正体に気づいたのだった 三人は夏休みを利用して応援にきてくれたらしい 親戚の家に泊まらせてもらって明日の決勝も見に来てくれると言う 「みんな応援してるからな、頑張れよ!」 そういうとOBズは地元の友人達、地方大会で戦ったライバル達のメッセージが 書かれた応援団幕を大きくひろげた、もちろん中心には 「頑張れ頑張れガンバーズ!」である わいわいもりあがっていたが、ふとさくらが寂しげな顔でわんこは来てないのかと先輩たちに尋ねた ギクリとする竜太、羽柴はわんこの連絡先がわからなくて誘えなかったが きっとどこかで応援してくれてるだろうと言う さくらはにゃはっと笑うと首からあのネックレスをみんなにみせた 今度会ったらわんこにプレゼントするのだと、全国大会優勝という最高のお知らせもつけて・・・と 苦い顔をしている竜太のポケットから、その時 親父がポロリとこぼれ落ちた・・・ ・・・ポーン・・・ にぎやかなはずの球場にやけに音が響く 「お、親父・・・どうしたんだ?」
一方そのころ、準決勝直前のリトルガリバーズでは レギュラーの座を取られた広橋がトイレで一人すねていた 「雫はやっぱり俺なんかより零人のほうが・・・ううっあのおっかない疋田キャプテンがぬけて ようやく俺にも春がやってきたと思ってたのにチクショー!」 「誰がおっかないって?広橋」 ズデーンとひっくりかえし便器に頭をぶつける広橋、後ろには 卒業したはずの前キャプテン疋田が立っていた ここは関係者以外は入れないはずという広橋を無視して疋田は零人のことを聞いてくる 広橋は零人がこの大会でずっとひとりで連投してるから、楽に勝ち進んでいるけれど おかげで自分は全然出番がない〜と情けなく愚痴をこぼした 「何やってんだお前は!」 ブアキィッ!!! 飛び上がって驚く広橋、壁をたたきつけ穴を空けた疋田は怒りながら話す 確かに強い零人に投げさせれば試合には勝てる、零人もどうしても戦いたいライバルがいるから 頑張っている、しかし成長期の未熟な肩にそんなに負担をかけたら壊れかねない 「まだ先の人生は長いんだ、こんなことであいつの野球を終わらせちまうなんて馬鹿らしいだろ! ・・・よく注意してやれ、お前もいつでも出れるようにしとくんだぞ」 散々暴れた後疋田は「頑張れ」と残し帰っていった 残された広橋は呆然としながらさっきの話を思い出す 「零人が壊れ・・・俺が代わりに・・・」 冷たい汗が背中に走るのを感じた 場面はガンバーズへ戻る・・・倒れた親父を抱きはやめに宿へ戻った一同 竜太は泣きそうな顔でハアハアとしんどそうな親父を座布団へ寝かせる 親父は監督に頼み、チームメイトを外に出してくれるよう頼んだ 息子と二人だけで話がしたい、と 静かな部屋がやけに広く感じる、竜太を前に座らせて親父は静かに・・・重い口を開いた 「わしも、もう限界のようじゃの・・・お前に大事な話をしなければいかん・・・ いいか、よく聞け・・・お前はな・・・わしらの本当の子供ではない・・・」 「・・・・・・・・・・・・えっ・・・?」 突然の告白に凍る竜太、時間が止まる、世界が閉ざされる 窓から射す強い夏の日差しの向こうで 遠くからプレイボールの声が聞こえた 第37話終わり
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