異常気象(仮)〜savaと総の交換日記〜

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【※迷惑書き込みの対処方法をまとめました。】
調和の音階   投稿者: sava   2008/4/29 (火) 00:02 


彼女は「ラ」の音、440Hzで俺を呼ぶ。
彼女は、はじまりの「A」の音で僕を呼ぶ。


この世は音に満ちている。だがその聴こえてくる音全てが耳に心地よいわけではない。
街の雑踏、木々のざわめき、鳥の声、…そして、人の声。

「ねえねえ、あの人格好良くない?」
「ほら…あれが例の」
「ああ!もしかして…よね」

煩い、煩い、煩い。
噂話なら聴こえないところでやってくれ。

「きゃー綺麗、ほんと男の人とは思えなくない?」
「あの髪の毛、触りたい〜」

君達が褒める『僕の外見』は自分で選んだものではない。
耳に、頭に、これ以上の雑音を垂れ流さないで。

思わず固く目を瞑る。世界をシャットアウトする為に。
それでも塞ぎきれず、ノイズに飲み込まれそうになった時、ノイズの向こうから声が、した。

それは透き通った「ラ」の音。


「先輩?」


彼女は「ラ」の音、440Hzで俺を呼ぶ。
彼女は、はじまりの「A」の音で僕を呼ぶ。

ラの音はA。440Hz。1秒間に440回の振動音。
それは楽器を調律する基準音。
そしてこの世に生まれてきた赤子が最初にあげる産声の音。

心地よい声、心地よい音。
ゆっくりと目を開けば、彼女の後ろに世界が広がっていた。

彼女の声で

俺は
僕は

世界と調和する。

君が笑ってくれるなら。
声を出して、世界の音に参加する。


「いいや…なんでもないよ」
「うん。大丈夫」


君が俺の
君が僕の

チューニングキー


◇

はは、昔取った杵柄。音楽で書いてみたり。
ノイズになるか、音楽になるかはチューニング次第。
ゆずゆずは望ズにとって音叉のような存在なのかな、と思って。
あ〜補足説明しますと、「ラ」は「A」(「ド」は「C」です)と表記しまして、オーケストラのチューニングの音なんです。
吹奏楽なんかだとB♭(ベー)でチューニングしますけどね。
キスの意味の「A」とチューニングの「チュー」もかけようかと思ったけど、やめた。
タイムマシン使用後だと、のぞみにそんな大それた事できやしなかったというか…(笑)

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